ツリスガラ: 対馬ー野鳥撮影旅行

ここ数年、毎年ゴールデンウィークには、対馬に野鳥撮影旅行にでかけます。
対馬は、日本を通過する渡り鳥のメッカ。本州ではなかなかみられない珍鳥が見られるので、バーダー(バードウォッチャー)の間では有名です。

ただ、20年以上も前から対馬に来ている人からすると、年々、野鳥の数が減って来ているらしいです。原因は不明ですが、中国や朝鮮半島での乱獲のせいではないか、という説もあります。

冬の間、南の暖かい東南アジアや中国南部で越冬した野鳥たちは、シベリアや中国北部で繁殖するために北へ向かいます。対馬には、朝鮮半島から渡ってくるものと、南から渡ってくるものがいるようです。

今年、対馬で見られ、バーダーたちの間で話題になっていた鳥は「ツリスガラ」。
冬には本州にもいるのですが、なかなかお目にかかることはできません。私も10年以上ぶりに出会いました。

葦の皮の間に潜む小さな虫を食べます。近くで耳をすませてよーく聞くと、「チーチー」という鳴き声とともに「パリパリッ」と葦の皮をめくる音が聞こえます。

私が見た前日には20羽ほどの群れがみられていたようですが、この時は5羽のみでした。
小さな声を頼りに葦原のなかをよーく探すと、いました!
夢中で葦をついばんでいます。そして時々、つっつっつーーっと葦を垂直に登ってくれ、見やすいところに出てきてくれます。小さな小さな鳥さん。フワフワでかわいいです❣️

真正面顔はキレンジャーのようなユニークな顔!笑
葦を垂直にのぼって行く姿も、まるでレンジャー隊のようです(^^)。