甲状腺の手術の日

手術予定時刻は14:50。
一昨日の昼に入院開始。昨日21:00から絶食、(水は飲める)。22:00にレンドルミンという眠剤をくれたので、それを飲んでぐっすり寝た。

朝9:30には術衣にきがえ、10:00からは点滴の管が入る。
うーん。手術までまだまだ長いぞ。

iPhoneのフリック入力はできるから、ブログでも書いてみよう。

私の病名は、結節性甲状腺腫。
10年くらい前の会社の健康診断で右の甲状腺腫れていることを指摘され、それから甲状腺の専門病院、神戸元町の隈病院で診てもらっている。

ホルモン値に異常は全くなく、細胞診で病理を診ると、9割がたは良性ぽい、けど完全に良性とも言い切れないから、ってことで1年に一度だけ、経過を観察するために通院してきた。
(ちなみに、細胞診はだいぶ前に受けています。喉から注射針を刺して細胞を抜き取ります。)

今年も「経過観察、また来年!」と言われるものと思っていた。そしたら、
「年々ちょーーっとずつ大きくなっているから、そろそろ取った方がいいね」

え!!まじか?ちょっと、恐怖がよぎる。
先生はいたってドライ。あんまり悩む時間を与えない。

私「傷は残るんですよね〜?」
先生「当たり前です!傷は一生残ります!首がひきつる感覚も残りますが、気にしないのがいちばん!」

さすが専門病院、3ヶ月先まで手術の予定はいっぱいだそう。プチショックでためらっていると、急ぐもんでもないから、とりあえず半年後の診察のときに決めましょ、ということでサクッと診察は終わった。

翌週、20年習っている英会話の先生に、この話したら、「あほか!ミミ!悪いもんはさっさとるんや!夏だから首の傷跡が目立つ?そんなこと言っとる場合ではない!切ってみてなんか見つかったらどうすんのや!」と、すごい迫力!(あ、もちろん英語でね)

「わ、わかった!明日また診察予約して、手術するって言ってくるわ」

こうして、わりとあっさり手術の決意をすることになった。翌週もう一度診察に行き、手術の決意を伝え、3ヶ月後の手術日が決まった。

この日に受けた、声の検査についてはこちら
甲状腺手術前の声の検査

そんなこんなで不安はあるけど、おかげで、半年間かそれ以上、手術しなあかんのかぁ〜と悶々とする日がなくなったのは、彼女に感謝しかない。

これ以来、甲状腺に関して、いろんな友達に聞いてみると、甲状腺の切除をした人って結構多い。知り合いだけでも4人、知り合いの知り合いまで入れるとさらに2人くらい増える。

しかも、癌になってリンパ節にまで転移していたっていう人もいたけど、切除したあとはいたって元気だと。

専門医によると、甲状腺癌は基本的には10年生存率が90%以上という、ゆっくり成長するタイプなので、その分、20年とか経ってから再発することもあり、一生フォローが必要なことが多いらしい。

ま、いずれにしても、今日の夕方には片方取れてスッキリしているはず。

さすが隈病院、手術自体は約1時間。
全身麻酔は初めてだけど、あー眠い〜と寝落ちして、目が覚めたら終わってるらしい。
初体験、楽しんできまーす!

…しかし、大変なのはこの後だった!!
続きはこちら
甲状腺手術と辛い安静6時間

よければこちらもー!出版しましたー!

心理的安全なチームって、どうやってつくるの?