映画 フォードvsフェラーリ

フォードvsフェラーリ

いや〜めちゃ面白かった!!手に汗握るレースシーンでは思わず何度も悲鳴に近い声をあげてしまいました!レースをそこまで好きでもない人も十分楽しめる、笑って怒って泣いてのかなり良い作品です!

これ、単なるレースの話しではなく、自動車業界のビジネスやら、しがらみやら、政治的な話がこれまた面白い!

ストーリーは、歴史上事実の話です。もちろん細かいことは違うし、業界に詳しい人からは違う点を批判されたりしていますが、今週のサポメと絡めてみていると、ほんとに、フォードという巨大企業の社長やら経営陣の意見の変化やら意志決定って、ほとんど感情のみやん!!と笑えてきます!🤣

なんせ、フォード二世がそれまで乗り気でもなかったルマンレースに、巨額の資金をかけて本気になったきっかけなんて、買収しかけたのにエンツォフェラーリにコケにされて、大激怒したのがきっかせなんですから!

マット・デイモンが演じるシェルビーの、人の説得方法や巻き込み方は、人の心がどうやったら変わるかををよくついていて、この本のお手本のよう!言葉より、相手に体験させて相手の想いを引き出したり、相手にチョイスさせたり。副社長を出し抜いてフォード二世をレースカーに乗せたときのシーンは、大爆笑でした!

そうそう、この映画に、若いころのアイアコッカが出てくるんです。恥ずかしながら、わたしアイアコッカ自体知らなくて、この映画の話のあとにフォードの社長になって、そしてクライスラーを立て直した、自動車業界の象徴的存在になった人だとは、映画が終わってからダンナに聞きました。つい昨年亡くなったんですね。

映画の中では、フォード二世もその時の副社長も、コミカルですがだいぶポンコツに描かれているのですが(副社長とか、ほんまクズです😅)、
アイアコッカは、敬意を払って描かれていました。だいたい、アイアコッカがシェルビーの心を変えることができたから、この映画の話も生まれたわけですから!

そういや、アイアコッカの名言ってのをみたら、その中に
「経営とは、人々をやる気にさせること以外の何ものでもない。」
ってのがあって、「ほんまそうやん!!」と膝を打ちましたよ!

しかし、マット・デイモンとダブル主演の、偏屈レーサー役のクリスチャンベール。素晴らしい演技なんですが、ずっと「偏屈なおっさん」と思って見ていたのに、マット・デイモンと私(同じ年)より年下と分かってちょっとショックでした〜😅

見どころ沢山の映画、見てみてくださーい!

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