はじめてのおもてなし

映画「はじめてのおもてなし」見て来ました!
難民の青年を家に受け入れたことをきっかけに変化していく家族の絆を描いたドイツ発の映画!感動社会派ヒューマンドラマかと思いきや、驚くことに、なんとコメディ!!ドイツで大ヒットの理由がわかります!映画館ってのを忘れて大爆笑していましたー!そして、最後はジーンとなって、ほろほろ〜っとさせられます。希望に満ちた、もう〜サイコーにいい映画‼

ストーリーは…
ミュンヘンの閑静な住宅街に暮らすハートマン夫妻。現在は教師を定年退職し、暇を持て余す妻のアンゲリカ、大病院の医長を務める夫のリヒャルトの2人暮らし。ある日曜日、子どもたちが顔を見せ、久しぶりに家族全員が集まったディナーの席でアンゲリカが「難民を1人受け入れる」と唐突に宣言。夫や子どもたちが猛反対する中、アンゲリカに押し切られる形でハートマン家にナイジェリアから来た亡命申請中の青年ディアロが住むことになる。そのことによりストレスが急上昇したリヒャルトは部下にあたりちらし、職場で孤立。一方のアンゲリカは、ディアロにドイツ語を教え、庭仕事を指導するなど、かつての輝きを取り戻していく。そんな中、歓迎パーティでディアロをもてなすはずが、アンゲリカの友達のせいで警察沙汰の大騒動へと発展してしまう。

難民問題に対して、人々がもつ偏見やテロへの恐怖なども風刺的に描かれています。
でも、あくまで主題は家族ドラマ。ハートマン家のバラバラで崩壊しかけていた絆が、朴訥としてまじめな難民ディアロとの関わりを通して、つながりを取り戻していきます。
ディアロがはじめは語りたがらなかった、祖国ナイジェリアでの残酷な過去を、ぽつりぽつりと話すシーンは痛ましくて涙がでました。今のドイツも日本も、勉強をしたからという理由で殺されることはありません。平和な国に生まれたありがたさが身にしみます。