映画 この世界の片隅に

話題になっていたのに見損ねていたこの映画。8/15まで、テアトル梅田で再上映しているってことで行ってきました。

想像以上にめちゃめちゃよかったです。日本人なら絶対見るべき映画です。
日本の原風景の絵は美しいし、人もキャラクターもお茶目で可愛い。不思議系キャラの主人公すずさんと、声を担当した女優「のん」のハマり具合もすごかった。のんは、彼女の代表作になる素晴らしい声優ぶり、すずさんというキャラクターにすばらしい魂を吹き込みました。

きっと泣くよねーと思って、始まる前にハンカチを用意したけど、途中まではケラケラと笑ってばかりいました。すずさんの、おおらかでユーモラスなキャラと戦時中の日常を前向きに工夫して生きていくたくましさ。すずさんの感性は、田舎の素朴な風景も美しくユーモラスな絵画にしてしまう。

でもやっぱりね、やっぱり戦争ですよ。そして、呉、広島ですよ。日常が愛おしく美しかっただけに悲しすぎました。終わりの方は涙が止まりません。鼻が詰まって息も絶え絶え。エンドロールが終わって照明がついても、しばらく立ち上がれませんでした。

レストランで夕飯を食べながら、パンフレットを読み始めたら、思い出し泣きしかけて、読むのをやめました。今もおもいだして書きながら、涙が溢れそうになってます。

共感性2位には辛すぎる、心が痛い。これからも何度思い出しても涙を流すでしょう。それでも見なきゃいけない、ほんとに見てよかった、できるだけ多くの人に見てほしい映画です。

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