神経心理ピラミッドからみる自己の気づき(番外編)

以前、くるみさんの神経心理ピラミッドの講座に参加したときの話をブログに書いています。

神経心理ピラミッドからみる自己の気づき

脳の機能は積み上げ式で、ピラミッドのようになっている。睡眠不足で眠たかったり疲労して心的エネルギーがなかったら、その上の注意力やら情報処理はもとより、記憶力だって働かない。この脳機能の頂点に君臨するのは、記憶力でも論理的思考力でもなく、実は「自己の気づき」なんです!

この記事には書いてないんですが、この講座の最後に、くるみさんが話してくれた、脳損傷の患者さんの話が興味深かった。

脳出血などで、右側の脳の視覚野が損傷している患者さんは、自分の左視野のものが認識できない。自分の目の前のテーブルに携帯電話を置いていても、それが自分の視野の左側だと「携帯がない、ない!」と言い切る。「じゃあもっと左側を向いてー」と視線と頭を左側を向かせ、患者さんの右視野に携帯が入ると「あ、あった!」とわかる。

そんな患者さんに、写真のような家の絵を見せる。二つとも同じ家の絵。でも上の絵の左側からは火が出ている。
患者さんに、「この二つの絵は同じ?違う?」と聞くと「まったく同じ」と答える。そう、左側から出ている火は患者さんには認識できないんです。

ところがです。
「どっちの家に住みたい?」と聞くと、必ず下の絵を指差すんだそう!!理由を聞いても「なんとなく」なんだそう。
面白いですよね〜!!神経心理ピラミッドの積み上げ式の理論では説明がつかない「虫の知らせ」とか「直感」がこれなんでしょうね。視覚野を通らず、別経路から判断しているなんて、脳ってまだまだわからないことだらけです。

ググっていたら、同じような話のこんなTEDを見つけたました。これには意識だと書いてありますが、無意識の領域をとおって判断しているんじゃないかしら?と思っています。
3分で読めるTED『意識とは何か』

私自身、共感性がコア資質で二位ということもあり、かなりというか、ほとんど直感で行動しています(^^)。しかも、たいてい直感で動くと正解。むしろ、直感で未来を切り開いていると言ってもいいかな(^^)。

直感が降りてくるように、いかにスラック(余裕)を作って、自分をご機嫌にキープしておくか、が自分にとって一番大事なことだって自覚しています。感謝いっぱい、小さなことも予祝して、心をハッピーにするようなことをどんどんしていきます!