謙遜の文化、やめませんか?

悪い習慣ってなんだろう?と考えていて、ふと思いついて、どうしても書きたくなったこと。

「そんなことがサッとできるってすごいね」「そういうところ、素敵ですね」

こんな風に褒められた時、あなたはなんて返していますか?

「いやいや、わたしなんてまだまだー。大したことないです〜」
「そんなことないですよー。こんなこと誰でもできますよー」

なーんて全力で否定していませんか?
そう、よく聞く謙遜の言葉。これって、だれがいーっちばん聞いてると思いますか?

「自分」です。

 

つまり、自分で自分を

「大したことない」「まだまだ」「だれでもできることしかできないやつ」って言ってることと同じなんです!

「褒め言葉はしっかりと受け取らないと、自分が人を褒める時に、ちゃんと褒めてあげられない人になってしまうんです」

これを聞いたのは、ストレングコーチ、りいこさんの資質勉強の時でした。いろんな知識の点が、ばばばーーっと頭の中でつながって、ハッとしたのを覚えています。

 

最近、会社でうちのメンバーに、ワクワクセルフコーチングのワークショップをした時に、「ほめられたら、その褒め言葉はしっかりと『ありがとう』って受け取りましょう」ということを参加者に言いました。

すると、その後に何人もの人が、なかなかできない、難しいですー!って言ってきたのです。これまで、謙遜しなかったことがないから、ついつい「いやいやー」って口にしてしまうと。

これぞ、日本の悪しき謙遜の習慣!って思わず天を仰ぎました!!

謙遜しないと「なんだ、あいつ調子にのって」と思われる、叩かれる、と思ってしまう。悲しいことだけど、これって、心理的安全でない社会だからこその、同調圧力なんですよね。

多くの優秀な人が、謙遜しづけることで自分のことを認めてあげられない病に陥っている。本当にもったいない!

 

アドラー心理学では、人が幸せを感じるためのいちばんは根底は自己受容。つまり、自分を好きと思えること。
無条件に自分は自分で素晴らしい!って思えないと、人のことも、その人はその人で素晴らしいって言えなくなります。お子さんのことも本当にほめてあげれられない。

まずは謙遜をやめて、ほめられたらしっかりと

「ありがとう」と受け取る。

もう謙遜の習慣はやめませんか?

 

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