自分ならではの目的地の見つけ方

「明確な目的地を考える」
さらっと言うけど、これ、けっこうというか、かなり難しいですよね。わたしも勝間塾に入ってしばらくは、わたしの目的地ってなに?ミッションって何??そこがいちばんわからん!!って思ってました!

コーチ資格をいくつか取得しておもったのは、自分ならではのビジョンを見つけるために必要なことは2つ!

1つはこちらも書きましたが、自分のことを本当の意味で好きになること。

謙遜の文化、やめませんか?

自分への褒め言葉をしっかりうけ入れて、自分で自分の価値を素晴らしいと認識し、唯一無二の存在であることを自覚する。これが第一歩、かつ、最重要だと思います。

その上で、自分が大事だと思うこと、好きなこと、許せないことなどをしっかり自己認識することです。この過程の先に初めて、自分ならではのビジョンが見つかります。

つまり自分の過去をしっかり振り返り、一つ一つ、価値観を認識していくことが必須です。

この自己認識というのは、言葉でいうのは簡単ですが、実はめちゃ難しい。漠然とぼんやり考えることでは、決して自己認識はできないんです!そう!ちゃんと
「言語化する」ことが必須なんです!!

私も勝間塾で何度も何度も聞いていたけれど、ようやく腹落ちしたのは、 いろんな本をたくさんたくさん読んで、コーチングを受けて、そして、言語聴覚士のくるみさんから神経心理ピラミッドの話を聞いたとき。

神経心理ピラミッドからみる自己の気づき

ここには書いてないですが、くるみさんが、脳損傷で片側が麻痺になってしまい、自分で立てなくなってしまった患者さんの例を話してくれました。

その患者さんは、自力では立てない。でも自分では立てると思って座っている。

座っている患者さんに向かって
「あなたは、立てないんですよ」と言語聴覚士やら介護士が言っても、「いや、わたし立てますよ」という。

「じゃあ立ってみて」というと懸命に立とうとします。でも、実際は立てない。
「ほら、立てないでしょ?」と介護士の人が言ってあげたとしても、この時、この患者さんの頭の中にあるのは、実は、

モヤモヤした「何でだろう?」という、もどかしいとも腹立たしいとも言えない、とにかく困惑した感情だけなんだそう。

自分でこのもどかしい腹立たしい状態を、立っているほかの人と比較して、感情のモヤモヤを十分経験して、ようやく、

「あー、わたしは、立てないんですね…」
と、自分の口で言葉にして、そこで初めて、

「自分は、立てないんだ!」
という自己認識ができるんだそうです。

つまり、「自己認識」というのは、それくらい自覚するのが難しい。でも、逆に言えば、言語化すればできるってこと!

自分の過去の経験で感情が強く動いたことをとにかく言語化する。この過程がなぜ必要か?

言葉を使えるのは人間のみ。無意識に蓄積しているものを、意識層にあげてくることができるのは、言葉を使ってのみなんです!

コーチングでも、過去の無意識層に蓄積しているものを、意識にあげていくアプローチを繰り返します。過去の経験というのは、自分だけしか経験していないもの、そう唯一無二のもの。自分ならではのビジョンの元は、自分ならではの経験から得た価値観を辿るしかないわけです。

だからこそ、言語化することが大事!勝間さんが投稿やブログで言語化をすることを繰り返し繰り返し勧めるのはこういうわけなんだなぁーと3年勝間コミュにいて、ようやく腹落ちしています。

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心理的安全なチームって、どうやってつくるの?