ブックレビュー: 世界に通用する子どもの育て方
この本、子供を持つ人も持たない人も、幸せになりたい全ての人にオススメしたい!!
子育てという題名がついてるけど、「子ども」の文字を「人」に置き換えてもいい!
そう!「人」の育て方、自分の周りの「人」をハッピーに前向きにするような関わり方、具体的な声のかけ方まで、とてもわかりやすく書かれています!
そして、何度も読んで気づいたのは、
この「人の育て方」には、
「自分自身の育て方」が含まれている!ってこと。
いや、むしろ、この本を読んでいちばんの発見は、自分自身の育て方、自分自身の成長のさせ方がわかるってこと。
- 大事な人をいたわるように自分をいたわってあげる。
- 自分の心や感情を大事にしてふたをしない。
- 弱みを見せて人に助けを求める。
人は幸せになるために存在する。人が人を幸せにするには、自分を幸せにすることから始まるんです!!
例えば、セルフコンパッションの例。
これは子供の話ではないけど、ダイエット中の女性にドーナツと水をあたえる実験(ウエストがきつくなって罪悪感を感じさせる実験)。
ドーナツを食べてもらった後で、ひとつのグループでは、
「ドーナツを食べたから罪悪感を感じる人がいますが、あまり自分に厳しくしないように。誰だって自分を甘やかすこともあるのですから」と慰めの言葉をかける。
もう一つには何の言葉もかけない。
そのあと、目の前にお菓子を置いたら各グループがどれくらい食べるかの測ります。
なんと、慰められたグループは、なにも声をかけなかったグループにくらべてお菓子を食べる量が1/3だったんです!
つまり、厳しく責められるよりも慰められる方が、人は、その後の行動がよくなるのです。
それなのに、人って、いかに人にも自分にも厳しくしないといい行動ができない、成果がでない!って思い込んでいることか!!
そして、子どもにも人に厳しく接することで、相手を強く育てようとする!
これ、そもそも願っていることと逆方向の行動をしてるんですよね。
その他の部分も。。。
「子どもとの関わりで大切なのは「共感」です。
親も同じ気持ちであるという「同感」とは違い、子供が思っていることをそのまま認めることです。
子供が「○○ちゃんが嫌い!」と言ったとき、
「そんなこと言うもんじゃない!あの子はいい子よ」というのではなく、
「○○ちゃんのことをよくおもっていないのね、なにかあったの?」と聞く。
気持ちを受けれてもらうと、子供は自分でその気持ちを処理して自分で次へ進めるものです。」
これ、全部「子供」を「人」に置き換えると、大人もおんなじなんですよね。
共感してもらうだけで、人は前向きな行動になる!感情を解消して自分の力で前に進めるんです。
自分の2位の共感性、無意識に使ってきましたが、自分にも人にも、いかに役に立ってきたのか、改めて思い知りましたわ!!
子どもを、人を、幸せに育てることって、究極は、自分自身が幸せな自分になるために、自分自身を育てるってこともおんなじなんだわ!
セルフコンパッションやしなやかマインドセットで、人を信じて思いやりのある関わり方をすることが普通。そんな社会になることが、結局、トータルでみんなが活躍できる社会になるんですね!
そう信じて、なりたい自分になるために、幸せに生きる人びとを少しでも増やすために、自分のできることを行動していきたいです。
マネジメントの視点でのブックレビューはこちら
ブックレビュー2: 世界に通用する子どもの育て方
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