ブックレビュー: 福岡市を経営する

九州大学時代、修士課程までの6年間お世話になった福岡市。
もう20年以上も前に福岡市を後にしたけれど、こんな活気あることになったなんて、驚きました!

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36歳で福岡市長になったら、まわりは敵だらけだった

高島さん、是非お会いしてみたい❣️

少し前の博多駅前の道路が陥没したときは、びっくりしながらも、1週間で修復したその回復の速さは注目していました。世界から賞賛させれていたことも。なので、興味津々で読みました!

最初の選挙の話のあたりから、胸に込み上げるものがあります!
アナウンサー時代に仲の良かった人が、市長選に出る、とわかった時から冷たくなる。本当の友達は誰かがわかるというくだり。

わたしも、組織改革を目指して、会社全体にとっていいと思うことを語っても、全く通じないときには悲しくなります。そういう身にとっては、大いに共感して涙がでました。そして、勇気をもらいました!

響いたところはここ!抜粋します。
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すべての工程を被災者や被災自治体に負担をかけることなく行なう「自己完結型支援」こそ、日本の災害支援のスタンダードになってほしい。私はそう願っている。

リーダーとして、明るい未来を見せて空気を変えていく。その役割を果たしていきたいのです。街の空気を変えたい。国の空気を変えたい。 行政の目的は、さまざまな施策を進め市民を幸せにすることです。しかし、これまでの市長としての経験から得た結論は、極論すれば「政策では人を幸せにできない」ということでした。

では、どういうときに人は幸せを感じるのか?
それは「今日よりも明日がよくなる」という「希望」があるときではないかと思うのです。人を幸せにするのは「政策」ではなくて「希望」だと思うのです。 逆に、不幸を感じるのは「人との違いを感じるとき」ではないでしょうか

人を幸せにするのは、「今日よりも明日がよくなる」という希望

みなさんに幸せを感じてもらうためには、一人ひとりに「今日より明日のほうがよくなる」という希望を持ってもらうことが大切だと思っています。 「絶対値」ではなくて、「ベクトル」です。 多くの人にとって、幸福感や満足感は「絶対値」ではなく「方向感」でしか感じにくいのです。

市の施策を発表するという形を取りながら、本質として伝えたいのは「今日より明日のほうがこの街はよくなっていく」ということです。「今日より明日はよくなる」という気持ちのときには「格差」は感じにくいのです。だから「みんなでがんばって、この街をよくしていこうぜ!」という気持ちになってもらいたいのです。多くの人が「チャレンジしよう」と思えるようにしたいのです。

評論するのではなく、私自身も新しい価値をつくり出すためにチャレンジし続けたい。

「何事も受け身じゃダメだ! 理想の人生、理想の国、理想の時代は自分たちでつくろうぜ!」というメッセージです。これはまさにアントレプレナーシップ(起業家精神)

「成功の反対は失敗ではない。成功の反対は挑戦しないことだ!」 「幸せだから笑うんじゃない。笑うから幸せになるんだ!
ーーーーーー抜粋終わりーーーーー

私自身、どんなに感動の物語であっても卓越した表現力であっても、その先に希望がない話は嫌いです。
その点、高島さんには、勇気をもらえる、共感するところが大きい!

「人を幸せにするのは、『今日よりも明日がよくなる』という希望 」
私も会社のみんなに「今日より明日のほうがこの会社はよくなる」そういう希望を感じてもられるような、そんな発信をしていきたい!

きっとわかってくれるはず!そういう希望を私も持てました!

組織改革、リーダーシップ、人の心の動かし方、いろんな意味で、多くの人の参考と希望になる本です!!

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