認知症を受け入れる文化、そして暮らしづくり
高齢化の日本、軽いものを含めるとたくさんの人が認知症になってしまう時代、すべての人に読んでほしい一冊!
実際に長く介護をしている次世代ファミリーコーチ仲間に教えてもらいました!
認知症では何が問題って、物忘れもそうですが、BPSDと言われる症状。
✴︎BPSDは(Behavioral and psychological symptoms of dementia)の略で、日本語訳では「認知症の行動・心理症状」。
家族に対して、怒り出したり、暴言を言ったりして家族が参ってしまいます。
でもこの本を読むと、そのからくりがわかります。認知症の人は、いろんなことが出来なくなっている自分に対して不安や恐れがあるんですね。それを家族に指摘されることでどんどん不安になってしまう。
一人暮らしの認知症の人より、家族と暮らす人の方がBPSDの症状がひどい、と言うデータがあるそうで、この本を読むと、なるほどです。
後半にはいろんな実例がありますが、認知症が始まった高齢者の徘徊などの問題行動に共通しているは、最初のきっかけが家族からの指摘。家族だからこそ、心配するからこそ、それを認めたくなくて治って欲しくて厳しい指摘になっちゃうんですね。
私も両親が高齢になってきて、物分かりが悪くなってきて時々イラっとして怒ってしまいます。
それが、認知症の人にとっては叱られて辛い状況に追い込まれる感覚になる。
でも希望を持てるのは、家族の関わり方を変えることで状況が良くなっていくってことも書かれていること。
わかりやすい漫画がこちら。
物忘れやできなくなっていることを責めずに、高齢になったら誰でもそんなもんだ、と思って、おおらかなコミュニケーションを取るようにしたらいいんですよね。
ただ、そのためには、周りの家族は自分自身を大切にして心身の余裕が必須。自分を大事にしていないと、認知症の親に優しくおおらかに接することなんてできない。
家族関係で悩む方には、こちらの記事で取り上げた本のJOEメソッドも平和な環境作り、そして、自分自身を取り戻すのに役立ちます!
自分の人生の主役は自分。その上で、周りとチームを作れるコミュニケーション力を高めるのに役立つ講座はこちらです!
良ければこちらも!
クリックすると購入できます。↓