ブックレビュー ティール時代の子育ての秘密

この本、子育て本要約チャンネルで紹介されていて、面白そうだったので読んだら、隠れた名著でびっくり!モヤっとしていたいくつかの謎が、クリアになりました!

多分、時代としては早すぎるんだけど、でも幸せになるために、多くの人に読んで気付いて欲しい!

「ティール時代の子育ての秘密」を世界一わかりやすく要約してみた

「子育ての最大のコツは何ですか」?と聞かれたら、私は迷わずにこう答えます。
「まず、自分自身が育つことですよ! 」

前書きの冒頭のこれ、そうそう、企業の人材育成も全く同じよ!って思いましたが、元ソニーの天外さんも、全く同じ発想で教育の世界にも足を伸ばされたことがわかりました!

前書きの内容だけ見ても、一般的にはかなり衝撃的!
でも、よくぞ言い切ってくれた!ってスッキリ‼️

「親や先生が、子どもを教育しよう、子どもを変えようと、子どもに向けていた視線を、自分の内面に向けた時、子どもは、はるかに光り輝いてきます」

自分の内面をしっかり見つめていない親や先生の元では、子どもは「まともに」育ちません

今の時代、お子さんは、あなたのように育ってはいけないのです!

親が育つ、というのは、親が実存的変容をするということなんですが、その方法はこの本にも書いてありますし、他の天外さんの本を読めばさらに理解が深まります。

●ブックレビュー メンタルモデルと実存的変容

そして、今の子育ての常識の問題点が、明確に語られていて、こちらもスッキリ!

一般に子育てというのは、「動物的な幼児に、社会的ルールとマナーを教え込み、社会の中で通用する立派な人間に育てる」と信じている人が多い。これが、いままでの子育ての常識。

でもこれは、「調教」の子育てであり、本書はそこから脱却することを説こうとしていると。

調教的な子育てで育った子どもは、一見素直ないい子。でも、創造力も生きる力も乏しく、意思の力が弱く、「自己否定感」が強く、受動的なロボットに育ってしまっている。

そして、「自己否定感」が強い親ほど「調教」的になり、お子さんの「自己否定感」をどんどん膨れ上がらせてしまう。

調教的な子育ては、親の「自己否定感」をお子さんに押し付ける「自己否定感」の連鎖になっている。それを断ち切るのが、これからの新しい子育てだと。

自己肯定感を高める、これからの新しい子育ては「フロー教育」。

子どもは「フロー」を体験することにより、「自己肯定感」を高めることをモンテッソーリは発見しました。つまり、何か夢中になるものを見つけ、それに没頭することにより、「自己肯定感」はどんどん高まっていく。

フローに入る条件は、夢中になれるテーマに、心の底からこみあげてくる「ワクワク感」(内発的動機)と共に取り組むこと。そう、外的動機ではない。つまり、周りが強制してもいけないし、褒めてもいけないんですね。

これ、大人に対しても全く同じなんですよね。人とのコミュニケーションで課題と感じていることの答えは教育にある、そのことをズバリと明示してくれています。

 

特に、なるほどとおもったのは、褒めてはいけない時と褒めていい時の状況の違い。

そもそも、子どもの「自己肯定感」を高める以前に、「自己否定感」が膨れ上がらないように注意することが大事なんですが、

自己否定が膨れ上がり、自己否定の海に溺れている人は「フロー」どころではない。まずは、現状から救い上げなくてはいけない。

そのときに、親や先生が「褒める」ということがとても効果がある。いま、世の中全体が「自己否定感」に染まっていますから、溺れている人が結構多くいる。

その意味では、子育ての基本は「褒める」ことだという今の常識は正しい。でもそれは、社会全体に大きな歪みがあり、緊急避難的に「褒める」ことでそこから救うという、どちらかというと、後ろ向きな正しさだと。

溺れている状態を脱して、本人がしっかり泳ぎ始めたら、「フロー教育」を実践すること。そのときには逆に、「褒めない」という子育てが大切なんですね。

どういう時に褒めて、どういうときに褒めてはいけないか、そこが明確になったのはほんとスッキリしました!!

ただ、これ、今の子育ての常識に染まっている人にはかなりのパラダイムシフト。なかなか認めにくいし届きにくい。冒頭の「自分が育つ」ことの意味もなかなか理解されにくいだろうなーとおもったら、天外さんも、以下のように言われています。

「自己否定感」が少なくなった人が、子育てをし、それが二世代にわたって回る頃に、つまり、いまから 50 ~ 60 年後にようやく本格的なパラダイムシフトを、一般の多くの人々が実感するようになるでしょう。  その頃に本書を出版すればベストセラー間違いなしなのですが、ちょっと早すぎましたね(笑)

それでも、こうも言われています。

あなたは、 60 年後にはもうこの地上にいないかもしれませんが、あなたのお子さんはまだ生きている可能性があります。その子が、どういう人生を生きるかが、あなたの決心にかかっているのです。

子どもたちに、どういう社会を残したいのか、最近よく考えます。それに、自分が生まれ変わった時にステキな社会であって欲しいとも…。

 

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