ブックレビュー チーム内の低劣人間をデリートせよ!ークソ野郎撲滅法ー

この本、3日で一気読みしました!

原題がNo Asshole Rule!これにはプッと吹き出しました!笑

こんな斬新なタイトルのわりにしっかりした分析がされていて、かつ、言い切ってくれてるから爽快感!
そして、最後の方の著者本人のエピソードには声をだして大笑いしちゃいました!

「クソ野郎」の連発で、ちょっとなんだかなぁと思われる方もいらっしゃるかもですが、かなりオススメの一冊です!

目次

クソ野郎の見分け方

「クソ野郎を見つけるための二つのステップを提案する。まず、常にやる気を萎えさてくる連中を見分けること。次に、被害を受けるのがいつも、加害者よりも社会的地位も力も弱い人間かどうかを確認する」

2番目はわかりやすいですよね。あからさまな態度を目にしたらその人のことは間違いなく警戒しますね。

前に、いつも行く近所のお気に入りのお好み焼き屋さんで、近くに座ったお客の高齢男性が、あまりにも店員さんに横柄で、大きな声で文句ばかり言っているのを見て不愉快だったことがあります。

「こんな店二度とくるか!」みたいな言い方して出て行ったのですが、ほんま来てもらわん方がありがたいよな、っておもいました。

なぜクソ野郎を放置してはダメなのか?

そんなクソ野郎が、いかに周りにダメージを与え、チームや組織をダメにするか、クソ野郎を放置したことによる組織の損害額まで算出してあるから面白い!

ほんと、人はクソ野郎による被害をいかに軽く見積もりすぎだってことがよくわかります!

なので、組織はクソ野郎を昇格させてはいけない。ただし、クソ野郎を撲滅しても、建設的な戦い方自体は必要。それも書いてあります。

「自分が正しいという前提で戦うこと。そして自分が間違っているという前提で耳を傾けること」

これは、とても大事なことです。

クソ野郎病はすごい伝染力を持つ

驚いたのはクソ野郎病の広がり方は、あなたの想像以上ってこと!!クソ野郎が1人いると、「内なるクソ野郎病」の誘惑に駆られる人が続出して広がっていくんです!

気をつけないと誰でも一過性のクソ野郎病にかかっちゃう!

だから「他者をクソ野郎と決めつける際には慎重に、そして、自分に対しては即座に認めること」が大切!

自己診断テストであなたのクソレベル、 内なるクソ野郎が出てきてはいないかをチェックすることもできます(^^)。

クソ野郎に支配された職場を生き抜くヒント

目下、辛い目に合っている人は、ここを読むだけでもかなり価値があると思います。

自分ではどうにもならない大きなうねりに逆らわない、そして、悪意に満ちた世界を自分なりにとらえ直す。

クソ野郎と精神的に距離をおき、ときに周囲の出来事に対して完全な無関心になる。大きなうねりよりも小さな事柄(ほかの被害者に同じ方法を教えたり、心の支えになったり、社内の良識ある人々の力になろうとすること)に力を注いで自分を制御する、

などなど、参考になり、かつ勇気をもらえる事例が書かれています!

追加されたエピローグ

ここは2020年に追加された著者に起こったこと。これがまた面白い!なんども吹き出しました!

「あなた、クソ野郎の人ですよね?」と声をかけられる、とか

「周りがみんな礼儀正しくなったのは、やっぱりクソ野郎の人にクソ野郎認定されるのが怖いのだろう」とか

「この本を上司にプレゼントするのはさらに危険である」とか、もう声出して笑っちゃいました!

ぜひぜひ読んでみてください!

 

 
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