ブックレビュー: 人生は楽しいかい?
これ、一気読み(一気聴き)しましたー!めちゃおもろい!
ロシア特殊部隊、スペツナズの教え「システマ」。そう聞くと、筋力とか体力とか鍛錬する方法だと想像しがちですが、違うんです!!
生き残るための根幹、それは人間が本来持つ能力、特に脳の力、これらを最大限に引き出す秘訣なんです!それが、おもろい関西弁とともに読み応えあるストーリーとして、グイグイ入ってきますー!!
ちょっと聞き始めたら「んー?えー?なにー?」ってなってやめられなくなり、あっちゅうまに聞き終わってしまいましたー!途中で何度も「へー」とか「あー!」とか「プフフッ」とか、声を上げてしまいましたよ😆
呼吸、リラックス、姿勢、動き続ける。
これがシステマの4原則。
私自身、朝からストレッチと瞑想するようになってメンタルが落ち着き、そしてフォトリーディングを習って以降、さらに落ち着いて、どんどん直感が鋭くなったんですが、これ読んで、なんかいろんなことが腑に落ちました!
感覚的なことを見事に言語化してくれてるって感じです。しかも、妙な関西弁の、愛嬌あるゲオっちからの指令を自分も受けてる感じになる…笑
脳と体はつながっている。だから「自分の身体を観察することこそが、自分の心を知る最高の方法なんや!」ってゲオっちが言う通り、体の方から心を整えることができる、めちゃくちゃ具体的で簡単な方法!
これだけで、自分の持つ脳の力をしっかり引き出すことになります!
そして、生きるとはどういうことか、生き残るとはどういうことか、その本質を、ごく普通のサラリーマンの主人公と共に、成長しながら体感できるのがとてもいい!
4原則、呼吸、リラックス、姿勢、動き続ける。どれも、単語だけ並べるとなんだか当たり前ぽい。けど、読んでいくと、この現代に生きる我々にめちゃ響く!
ロシアの特殊部隊、スペツナズに裏づけされていると吹き込まれ、ストーリーの主人公と一緒になって自分でも呼吸を意識したりしていると、なんか人間の能力ってすごいんだ!って体感できちゃうから不思議!
ロシア特殊部隊の教え どんな人の中にも活用されない膨大なパワーや自発性、スピード、精度が備わっていることに気づいてください。力みと恐怖(およびその他の否定的感情)を取り除けば、このような強力な性質が目覚め、成長し、あらゆる対立で優位を保てるようになる。
自分で判断し、行動することによって人の能力は最大限に発揮される
人が生きている、ということは、ただ飯を食い、眠るだけじゃない。。 その人が人間らしく、清々しく生きているということ
システマは『いつでも変わり続けられる自分』でいるための方法でもある。
どうです?これだけみても、今の変化の時代にこそ、必須のアイテム!!って思いません??
他にも響いたところがいっぱいなので、抜き出しておきます!
人生最悪の一日ですら、必ず「良かったこと」はある
人は致命的でない傷で死ぬこともあれば、致命傷を受けても死なないこともある。すべてはあなたの心がギブアップするかどうかにかかっているのだ
平常心を保っているときは、こうやって物事の両面が見えとる。でも、パニックに陥るとあっという間に、一面的にしか見れなくなるのや。それがポジティブであろうとネガティブであろうと、平常心を失って、パニックに陥っとるという意味では同じや
無闇に急いでいる人間は、見落としてはいけない大切なことを見落としてしまう
世の中の人間のほとんどは、一日の大半をパニック寸前の異常な心理状態で過ごしている
ロシア特殊部隊の教え 肝心なのは観察です。力が強いか、いかに速く動けるか、あるいは体が大きいかどうかは、何の助けにもなりません。洞察力のある人、注意深い人、そして頭のいい人が、身の安全を確保できるのです。
ありのままの自分は、自分が思ってる何百倍もすごいんや
いつも平常心を失っていてゆとりがないから、ちょっとしたことでパニックに陥るし、自分が危険な状態にあることに気づかない
自分の身体を観察することこそが、自分の心を知る最高の方法なんや
『いつでもここから逃げられる』という余裕があって初めて、人と人とは『対等』になれる
ロシア特殊部隊の教え 観察力を上げるために最優先すべきことは、自分自身を観察することです。自分のことを知らない人に、他人のことなど知ることができるはずがありません
自分が緊張すれば相手も緊張する。自分がリラックスすれば、相手もまた、リラックスする
『なんとなく大丈夫』という身体の感覚を信じることが、自分で自分の身を守る第一歩なんや
なるほど。平常心を保て、と言われてもピンとこないけど、「なんとなく大丈夫」という感覚を保つというのは、感覚的にはわかりやすい
普通の呼吸をする。それこそが、どんなピンチにおいても「平常心」を取り戻すもっとも強力な方法なんや
恐怖心によって乱れた呼吸を『普通』に戻すことが大切なんや
つまり、呼吸は、意識と無意識の架け橋になる
意識的な呼吸によって、無意識の緊張や恐怖心を、コントロールすることができる
視点を動かせば、姿勢が変わる
人生は超長距離走なんやで。意味なく全力を出しとるやつは、必ず途中で倒れて走り切れなくなってまう
力尽きるまで働くことには何の意味もない
何をやっているときでも必ず『3割の余力』を残す
パニックから回復した体験の積み重ねこそが、その人間にとって「本当の自信」になる
客観的な情報や経験から『大丈夫』と思っても、身体が発する『危険サイン』を無視したらあかん
人間にできることは、万が一の事態が起きたとき、最善の対応ができる自分でいることだけなんや
身体と心に、最悪の事態のシミュレーションをさせておく
そうすれば、本当に何かが起きたときにも、自分を見失わなくてすむのや。これがシステマ流のリスクマネジメント
一度、『最悪の事態』を想定して、腹をくくった人間はより平常心で仕事に向かうことができる。当然、ミスも少ないし、トラブルにも巻き込まれにくくなるっちゅうこと
もっとも平常心を保つことができた人間が、もっとも正確に状況を把握し、もっとも早く危機の訪れに気づくことができる
未来の門は、動き続ける人間にのみ、開かれるのや。 止まらず、動き続けろ
しっかり『力む』ことが、本当のリラックスのコツなんや。深くリラックスしたければ、深く力むこと
パターンにはまってるやつほど倒しやすい相手はおらんということ
神様が微笑みかけてくれるのは、変化を恐れず、動き続けるものだけなんや
そういう意味では、システマは『いつでも変わり続けられる自分』でいるための方法でもある
『歩く』ということは、人生最大級の成功体験やから
兄ちゃん、過去の常識に囚われて身動きできなくなってしまったときは、とりあえず後ろ向きに歩くとええ。たったそれだけのことでも、こりかたまった頭や身体がシャッフルされて、新しい発想が生まれてくるはず
「下手に成功体験が積み上がってしまうと、変われなくなる。人間本来の『変わる力』を、成功体験っつーのは奪ってしまうってことっスねえ。怖い
力のある人間には必ず、それに見合った大きな試練が訪れる
人間同士が衝突するとはどういうことかを学ぶために、ストライクを打つ
一流は相手の力を受け流す。そして超一流は、触れた瞬間、相手の敵意を癒やす
私としては、最後のがかっこいい!コミュニケーションでこれ目指したい!って思いました!
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