ブックレビュー: 世界一やさしい自分を変える方法
この本、書いてあることはタイトル通りやさしい方法だけど、深いのでおすすめ！
他人と話す技術は学ぼうとするのに、
自分と話す技術はなぜ学ばないのか？
いやまさに！！
ここに書いてあるのは「脳内トーク」、つまり、自分への言葉のかけ方。
日頃、自分の頭に無意識に湧いてくる言葉、すなわち「自分と話す言葉」を効果的なものに変えてみよう、という話。
脳科学的見地を活用した脳内トークとして、
・視野を広げたり、視点を第三者に変えてみる方法
・思考と体を回復させすもの、幸福度をあげたりする方法
・考える力が身につく方法
なんかがあって面白い！
でも読み進めていて気づいたのは、それだけじゃなくて、自分と話す技術、これがすばり、
セルフコンパッションを高める方法
でもあるんですよね！
実は、前回書いた、セルフ・コンパッションと並行しての本を読んでいたんですが、セルフ・コンパッションを読み終わってからもう一度読むと、理解度が深まりました！
上手な脳内トークには、自分のことを信じて丸ごと認めてあげる言葉、つまり、自分に対する思いやりに満ちた言葉が多くあります。これが自分のセルフ・コンパッションを上げるんですねー！
面白かったのが、命令されると、逆のことをしたくなる脳の性質のことを、認知バイアスの世界では
「シロクマ抑制目録」 と言うそうで、
「シロクマのことを考えないで！」と言われると、シロクマのことを考えてしまう（笑）、この性質を利用する脳内トーク。
「無理に頑張る必要はないよ」
「無理に勉強しなくてもいいよ」
そういう言葉をかけると、脳がだんだん前向きに頑張るようになる、、、
そう、この構図自体、セルフ・コンパッションやん！と思って嬉しくなりました！
一見甘やかしているような言葉を自分にかけていますが、脳の性質を利用した巧みな技ってことですよねー。自分を批判して、無理やり自分に命令したってダメなわけです。脳の性質なんだもん！笑
そして、上手な脳内トークができるようになると、他人との会話もうまくできるようになる、というのもいいですよね！ほんと、自分を思いやる言葉を自分にかけるって、いいことづくめ！
自分と話す技術、磨いていきましょうー！
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