神経心理ピラミッドからみる自己の気づき
くるみ亭で開催された、この講座に参加してきました!!
高次脳機能障害の方のリハビリ関係者向けの講座だったらしいんですが、一般の人にもとても勉強になる!というリクエストを受けて開催しているとのことですが、ほんと、その通り!健常者にも、自分の思考の働きと気づきを得るのに、めーっちゃ勉強になる!面白い!!
この「高次脳機能の捉え方」のピラミッド図を見れば解るとおり、脳は積み上げ式なんですよねー!!睡眠不足で眠たかったり疲労して心的エネルギーがなかったら、その上の注意力やら情報処理はもとより、記憶だって、ましてや論理的思考なんか、まともに働くわけないんですよね。
この積み上げ式の頂点にあるのは、なんと「気づき」!!
論理的思考よりも上なんですよ!!ほおおーー!ってなりました!でも言われてみれば、なるほど!!
この「気づき」英語ではawarenessなんですが、メタ認知と似てるーって話をしてました。メタ認知は心理学用語なので、神経心理学とはまた違うらしくてなんとも言えませんけど(^^)
気づきのレベルは3段階。
①知識的気づき: 一般的知識、つまりは人ごと(^^)なるほどねーと受け入れられます
②体験的気づき: 体験してみて初めてわかること。客観的に見て自分はどうかと認識できている。これは実は難しい。自分のことになると途端にみんな認めたくなくなる。自分だけは違うっていうブロックがかかる。
③予測的気づき: 経験してなくで予測できる気づき。ここまでくると、対人関係でもあまり悩まなくなる。ちゃんと自分で自分がわかっている、それを相手に伝えることごできるから。
これは、高次脳機能障害者の方が、自分の障害の状態を自分で気づくためにつくられたものかもしれませんが、普通の人の気づきにもめちゃ当てはまる!特に②!!
体験だけでは、実は気づきは得られてない状態なんです。体験の後に人とコミュニケーションすること、フィードバックをもらうこと、つまり、自分で言語化して伝えてみて、初めて気づきになるんです!
情報と知識との差と同じで、体験だけでは情報として受け取るだけではダメで、能動的に言語化してはじめて思考になる。そこで初めて自己の気づきになる、自分のことを客観的に理解できる。自分をありのまま理解して認める、つまり自己を受容して、そこで初めて、動ける自分になるためにリハビリという行動に移れる、PDCAが回る!!
これ、コーチングでも、自己受容、つまりありのままの自分のことを認めて本当の意味で好きになる、っていうのがすべてのベースなんです!そこができないと、本当の理想の未来は描けないし、それに向かってもちゃんとした行動はできないんです!
理論は全く同じでびっくりしました!
気づきを得たから言語化するのではないんです。言語化してこそ初めて思考→気づきになる。そう、最上階の「気づき」に行きつくことができるんですね!!
言語化して能動的に人に伝える、つまり発信してフィードバックをもらう、これって仲間とコミュニケーションするのがいちばん!
私は勝間塾に入っていたり、コーチ資格を取得したりで、多様な仲間がたくさんいるのですが、こういう仲間たちとの雑談も、ぜーんぶ、思考して、気づきを得るためなんですねー!これこそまさに学習!!
今回の講座もそうですが、仲間たちとの交流で、めちゃ濃い体験をして、気づきを得ているってことがよく分かりました!
仲間たちから刺激をもらう、問題解決で試行錯誤する、そして気づきを得る!こういうPDCAサイクルをたくさん回して、たった一度きりの自分の人生、充実させてハッピーに生きていきたいですね!!
よければこちらもー!出版しましたー!