いじめについて考える

違う世界を知っているか

小学三年生の頃、転校してしばらくはいじめられました。体操服が捨てられていたことははっきり覚えています。転校生だったのと、家が厳しくてテレビをほとんど見せてもらえず、みんなが知っているテレビネタを知らないってことがきっかけだったように思います。

でも、ある時からいじめられなくなりました。いじめっ子に大掛かりに立ち向かったとか、喧嘩をして勝ったとかいう記憶もないので、あれ?なんでだろうな、と考えていました。
どうやら私をいじめる「いじめがい」なくなったんだろうな、と思い至りました。なぜなら、私「ここ(学校)だけが私の唯一の世界ではない」と知ったから、だと思います。

小学四年生から市の合唱団に入りました。あ、一応、歌のテストをちゃんと受けて合格したんですよ。テストの曲は「手のひらを太陽に」そう、「ぼーくらはみんな、いーきているー、いきてーいるから歌うんだー…」です(^^)。懐かしい。…続きを読む

合唱団にはいろんな小学、中学生がいて、 、高校生もちょっとだけいました。男の子は声変わりするまで。
みんなの声を合わせてハーモニーを作り出すのはとーっても楽しかった。毎週日曜の合唱団の練習日がなにより楽しみでした。そこではみんな歌うことが大好き。その共通点があるので、いじめなんて全くありませんでした。

目次

「学校以外の楽しい世界がある」

これが、学校でのいじめに対する強さになってたのか、いじめられても気にしなくなったのでしょうかね。こちらが気にしないといじめる方も面白くなかったんだろうな。

よく考えてみたら、大人でもそうですね。会社がブラックだったり理不尽な扱いを受けたとき、別の世界があると知っていれば、現状維持以外の、何か違った選択肢が思い浮かびますよね。

大人も子供も、生きる世界を複数持つって大事です。

写真は神戸港に停泊中の帆船・海王丸。寒い日でしたが、空がとてもキレイでした。