「ありがとう」から始めよう
人を信じられなくなったとき、責めたくなったとき、困ったときのおまじない。
それは、「ありがとう、から始めよう!」
こんなことありませんか?
「なんでこんなこともやってくれないの?」
「なんでそんな言い方して、私の足を引っ張るの?」
人との関係性で腹が立ったとき、相手を責めたくなった時、それでもその人たちとチームでやっていくしかないとき、
まずは
「ありがとう」
から始めてみると、不思議とうまくいきます。
実は私、何度もこれで助けられています(^^)。
「求めるレベルではやってくれないけど、それでもここは気づいてやってくれてる、ありがとう」
「痛いところを指摘してきて腹立つけど、お陰で対策できます、助かります、ありがとう」
こんなふうに、とりあえずでいいので、相手へ感謝できることを探してみる。
すると、相手に助けてもらっていることに焦点があたる。そこで改めて気がつくことも多い。
あ、こんなこともやってくれてたんだ。
あ、こんな形で支えてもらってたんだ。
つまり、これまであれもこれもこの人できてない!!って、できないことばかりに向いていた自分の意識が、ちょっとでもできていることに向く。
そうすると、その人の存在自体がちょっとありがたく思えてくる。
その状態で、相手に向かって相手を目の前にして、
「いつもありがとう」
「〇〇してくれててありがとう」
と感謝の言葉を口にしてみる。
すると、お互いの間に不思議と良い空気が流れます。相手の表情がフッと柔らかくなったり、相手と心がつながる感覚になったりします。
だってね、感謝されて嫌な気持ちになる人はいないから。
「あ、気付いてくれてたんだ」
「認めてくれてたんだ」
そう思うと、相手もこちらの気持ちをわかってあげよう、とか、もっと私に出来ることがあるかも、と思ってくれたりする。
つまり、「私とあんた」
の関係から
「私たち」
というチーム感覚に変わるんですね。
相手への期待を完全にあきらめるわけではないけれど、相手に過度な期待をしない、というのはとても大事。
相手に腹が立つのは、自分が相手に要求しているレベルに、現実のレベルが足りなくて、ギャップがあるから。
でも、人は自分とは違う。
相手には相手の個性や能力、相手の事情があって当たり前。こちらの期待枠に相手を勝手に当てはめようとして、あてはまららないからと言って腹を立てても仕方がない。
逆に、自分が、人の決めた枠に、同じように勝手に当てはめられたら嫌でしょ?
人は自分とは違う。自分の思い通りにならないのは当たり前。
そう思って生暖かく優しく見守る。存在してくれていること、できていることだけに感謝する。
これを継続してみてください。
必ず関係性が変わります。
そして、気がつけば、前とは比べ物にならないくらい、あなたを助けてくれたり頼りになる存在になってくれます。
そしてこれ、相手を成長させることにもなるんです!みんなに対して続けたら、チーム全体が成長するもちろん自分も
「ありがとうから始める」
これを継続するには、実は自分の中に「余裕」が必要。
体力的にも精神的にも時間的にも、自分に「余裕」がない限り、なかなか難しいかもしれません。
実は、「余裕」は、自分のことを大事にすることからしか生まれません。特に、自分の感情を大事にする習慣が大切です。
それについては過去の記事を見てね!
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